
広報の仕事に憧れて
空港職員からテクノプロへ
テクノプロに入社したきっかけを教えてください。
広報の仕事がしたくて何社か応募した中で、テクノプロで面接を担当してくださった今の上長の人柄に惹かれました。
他社の面接は形式的なものが多かったんですが、上長の面接では初めて私自身の経験やパーソナリティに着目してくれたのが印象に残っています。雑談のような形でお話をするうちに「この人の下で働いてみたい」と感じて。最終的には「うちでやってみたい?」「ぜひやってみたいです」というやりとりで採用していただきました。
広報の仕事をしたいと思った理由はなんですか?
もともと文章を書いたり発信したりする仕事に興味があって、新卒で就職活動をしていたときは、出版社やアナウンサーの仕事を夢見ていました。ただどうしても出版なら文章で、アナウンサーなら口頭で情報を発信することになりますので、どちらもやりたかった私は、そうした枠に捉われない仕事がないだろうかと考えた時に、企業の広報だったら型にはまらない情報発信が可能なのではないかと思ったんです。
しかし当時は新卒で広報担当を採用している会社を見つけられず、語学力を活かして航空業界に飛び込みました。そこでの日々は充実したものではあったんですが、ある時その会社の社内報を読んで、「やはり自分がやりたいのは広報の仕事だ」と強く感じ、転職に至りました。

たくさんの人と出会い、
情報を社内外に発信するのが
広報の仕事
広報IR室の仕事内容やその面白さ、やりがいについて教えてください。
会社webサイトでの情報開示やSNS・オウンドメディアの運営、社内報や決算資料の作成、そして投資家対応など多岐に渡ります。
この仕事の面白さは、社内外のさまざまな人と出会えることです。広報としては社内のインタビュー記事を書くために従業員の方を取材しに行きますし、IRでも年間を通してたくさんの投資家さんとお会いします。人と会うことで自分自身の知見も広がりますし、多様な考え方に触れることができて面白いです。
また、社内外の人に会社の情報を伝えられることも魅力の一つです。
社内の方に対しては、自分の会社のことをもっと知ってもらうための情報発信を。そして社外に対しては「テクノプロで働いてみたい」や、「将来性のある企業だ」と思って頂けるような情報発信を心がけています。そういった情報の中枢を司ることができるのは、広報IR室ならではだと思いますので、すごくやりがいのある仕事だと思っています。
実際に広報の仕事をやってみて感じた難しさはありますか?
数字の目標を立てることが難しい職種であると感じています。広報IR室では営業活動や、採用活動はしませんので、私たちが積み上げた成果が会社の売上や採用数に繋がっているかどうか直接的に目に見えません。細かく目標を立てて短期的な成果を得るのではなく、長期的な目線で戦略を練る必要があり、そこが難しいですが面白さでもあります。
また情報開示の際は正確性が求められますので、何度も確認作業を行うなど、地道な仕事も丁寧にこなさなければなりません。
テクノプロ・グループとして恥ずかしくないように情報開示することを心がけています。
広報の仕事をしていてよかったなと感じるのはどんな時ですか?
グループを横断した勉強会などで「社内報を見たよ」「インタビュー記事を見て自分も頑張ろうと思った」と声をかけて頂くことがあって、自分の関わったものが人の手に渡っていることが実感できてすごく嬉しいですね。

テクノプロは前進力のある「技術のプロ集団」
テクノプロはどんな会社ですか?
社内報のインタビューでいろいろなエンジニアの方にお話を伺う機会があるんですが、やはり技術に対して情熱を持ち、真摯に取り組んでいる方が多いですね。
そしてそれは技術職の方だけではなく、サポートする私たちもその思いに応えるため、日々前に進んでいく力が大きいことも特徴だと思います。
社内の雰囲気はどうですか?
とても和気あいあいとしていて、フランクな方が多いですね。
広報としてさまざまな部署の方と連携しながら仕事を進めることが多いですが、どこの部署の方も親身に相談にのってくださったり、依頼を快く引き受けてくださったりします。
お互いを尊重する風潮があり、すごく働きやすい環境です。
先輩や上司はどんな方が多いですか?
しっかりと話を聞き、意見を尊重してくださる方ばかりです。相談事もしやすく、一緒に考えてくださる先輩方にいつも感謝しています。人間関係はとても恵まれていると感じています。
先輩や上司に遠慮して意見が言えないということもまったくありません。むしろ「もっと言っていいよ」と言われるぐらいです。ですから私も、新卒の方が入ってきたらその方が実力を最大限に発揮できるような環境を作ってあげたいなと思っています。
ワーク・ライフ・バランスは?
しっかりお休みもとれるので、安心して働けています。
休みの日は先輩と一緒に出掛けたり、サークル活動に参加することもあります。サークルは今テクノプロ・グループ全体で90団体ほどあり、テニスやフットサル、バドミントンなど気軽に楽しめるスポーツ系が盛んで、それぞれの地方で仲間と集まっています。
また個人的な活動として、毎日ニュースを3つ読むという配信をアプリでやっています。かつてはアナウンサーを志望したこともありますので、やってみたかったことを趣味として、また経済の勉強にもなるので楽しんで続けています。

常に意識しているのは「今日と同じ明日を迎えないこと」
木村さんの#を教えてください。
私の#はテクノプロ・グループのタグラインから一部抜粋した「Empower the future」です。
私はすごく変化を好む性格なのですが、空港での仕事は毎日同じ時刻に同じ成果が求められるものだったので、数年仕事をしているうちに、規則的な旋律から少し外れて違うこともしてみたいと感じることもありました。
ですからせっかく巡り合えた今の職場で、同じ日々をただ繰り返すのではなく、ときめきを感じて生きていくというような。未来に向けての原動力をイメージしてこの#を選びました。
仕事をする上で大切にしていることはなんですか?
「今日よりも良い明日を」ということをモットーにしています。
今日よりも良い明日を迎える。同じ明日を作らない。今日できなかったことは明日やってみる。
失敗することや、思うようにいかない日もありますが、過ごしてきた自分の日々に名前をつけてあげるような感覚で、前に進むことを意識しながら仕事をしています。
変化を怖がる人も多いと思いますが、木村さんが変化を求めるその原動力とは?
私は変わらないことが怖いんです。
常に変わっていきたいし、物理的にもじっとしていることがあまり好きではなくて。外に出ていって何か新しいことをしたいといつも考えているようなところがあります。
そういう性格が変化を求める原動力になっているのかもしれません。
これからどんなことにチャレンジしていきたいですか?
入社して5年目になるのですが、もともと広報志望で採用していただいたこともあり、これまでは広報業務をメインに従事してきました。しかし広報IR室ではIRの仕事もありますので、これからは投資家さんの対応や決算資料の作成などにもチャレンジしていきたいと考えています。
IRの仕事においては、今は先輩のサポートをしていますが、数年後には先輩と肩を並べて仕事ができるように頑張りたいです!
もちろん引き続き広報担当でもありますので、自分がやりたいことを積極的に提案することもしていきたいですね。

回り道を恐れず、
自分の望む未来を目指して
どんな人と一緒に仕事をしたいと思いますか?
好奇心旺盛でいろいろなことを知りたいという方と一緒に働いてみたいです。
テクノロジーの進化の移り変わりはとても激しいので、常に興味を持つことが大切だと思います。例え自分が技術職じゃなくても、最新の技術について研究することで、エンジニアさんと近い目線で物事を考えられるのかなと思います。
最後に学生さんへのメッセージをお願いします。
私は今の仕事に就くまでにいろいろな寄り道をしてきました。
時には悩んで立ち止まることもありましたが、ここまでの道を振り返ってみて思うのは、寄り道しながら拾ってきたピースが今へとしっかりつながっているということです。
一見遠回りに見えても、それがいつか役に立つということはよくあります。
ですから学生の皆さんも、悩んだり、時に回り道したりすることを恐れずに自分の信じた道を突き進んでいってほしいです。
変化を恐れず歩み続ければ、きっとその先に自分が望む未来が待っているんじゃないかなと思います。