トップメッセージ

株主・投資家の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

当社は、2014年12月に東京証券取引所市場第一部に上場し、2022年4月には同取引所の市場再編に伴うプライム市場への移行を経て、現在に至っています。2022年6月期(2021年7月~)から開始した5ヶ年の中期経営計画『Evolution 2026』においては、コア事業である国内技術者派遣の「質」をより重視した成長を図りながら、中長期的な需要と供給の変化に先んじて、ソリューション事業を拡大する段階的なビジネスモデルの変容に取り組んでいます。製造業とは異なり、プロダクトを持たない当社グループのビジネスモデルや戦略に対するご理解を一層深めていただけますよう、今後も、皆さまとの積極的な対話や丁寧な情報開示に努めてまいります。

当社は、「コーポレートガバナンス・ガイドライン」において、「株主との建設的な対話」「資本政策」「株主還元」に関する基本方針を定め、健全で強固な財務基盤を維持しながら価値創造に注力し、資本コストや株価を意識した経営を実践しています。また、M&Aの財務規律にもROIC(投下資本利益率)達成基準を設けるとともに、定期的なストラテジックレビューを実施して、投資効果の検証や最適な事業ポートフォリオの検討を行っています。

従来から掲げる資本・財務戦略の骨子は、以下のとおりです。

  • (1) 連結配当性向は50%以上を目処とする
  • (2) ROE(自己資本利益率)は20%以上を達成する
  • (3) EPS(1株当たり税引後当期利益)の持続的成長を図ること
  • (4) D/Eレシオ(負債資本倍率)は1倍未満とすること
  • (5) ROIC(投下資本利益率)を活用するなど資本コストを意識した経営を推進すること

なお、2024年9月現在、当社は、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が採用するESG投資指数すべての構成銘柄だけでなく、資本収益性(エクイティ・スプレッド基準)により、「JPXプライム150指数」の構成銘柄に選定されています。

事業基盤を支えるお客さま・従業員・社会との信頼関係の維持向上と透明性の高い経営に引き続き努め、パーパスに立脚した事業活動による経済価値・社会価値の創出を通じ、ステークホルダーの皆さまのご期待にお応えし続ける企業を目指してまいります。

一層のご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2024年9月
テクノプロ・ホールディングス株式会社
代表取締役社長兼CEO

八木毅之
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