社会貢献

学校教育でカバーしきれない実社会に即したキャリア指導を提供するため、2018年から中高生向けの特別キャリア授業を企画・運営している他、国立研究開発法人科学技術振興機構が主催する「科学の甲子園」「科学の甲子園ジュニア」への協賛、STEM(科学、技術、工学、数学)領域における女性活躍を後押しするNPO法人Waffleとのパートナーシップ契約の締結などを行っています。テクノプロ・グループは、このような事業とも関連性の高い、次世代理工系人材の裾野の拡大やダイバーシティ推進を目的とした活動を通じ、社会に貢献していきます。

社会貢献方針

テクノプロ・グループは、事業活動自体による社会価値創造に加えて、良き企業市民として社会的課題の解決の一翼を担い、豊かな社会の実現及びその持続的な発展に寄与するため、社会貢献活動に取り組むにあたり、その目的・原則や重点領域を明確化すべく、「社会貢献方針」をここに定めます。

1. 目的・原則

  • テクノプロ・グループは、ステークホルダーとの信頼関係を構築し、その信頼関係をベースに、「技術」と「人」に係る強みを活かして企業価値の向上に繋げる好循環を創出することを、社会貢献活動の目的とします。
  • テクノプロ・グループは、以下の原則を重視して、取り組む社会貢献活動を選定します。
    公益性:国際社会や地域社会の課題解決に資すること
    透明性:意思決定と活動の透明性を保つこと
    説明責任:事業活動との関連性や活動の意義・有効性の観点からステークホルダーへの説明責任を果たすことができること

2. 重点領域

  • テクノプロ・グループは、パーパスや経営上の重要課題(マテリアリティ)を踏まえ、事業戦略と親和性の高い以下の領域を社会貢献活動の重点対象とします。
    1. (1) 技術者教育・次世代育成
      培ってきた技術力・知見・研修ノウハウ等を活かすことのできる、未来の技術者・研究者を育てる活動
    2. (2) 多様な人材の活躍機会の創出
      性別・年齢・国籍・障がい等の属性にかかわらず、技術者・研究者が研鑽・活躍するための国際的・地域的な基盤づくりやその支援に関わる活動
    3. (3) 地域との共生
      事業活動を展開する国内・海外の各地域のニーズや課題を捉え、それらを解決に導く貢献を通じた、地域社会との調和・持続的発展に寄与する活動

2022年6月30日制定

地域貢献

テクノプロ・グループは、日本国内だけで200を超える拠点があり、各地域の産業や雇用と密接に関わる事業を行なっています。各地域のお祭りやイベント、緑化活動や美化活動など、地域の経済振興や暮らしやすさの向上に向けた活動に積極的に参加しています。また、自然災害の被災地への支援を継続して行っています。

宮城県女川町での植樹活動を継続支援

東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県牡鹿郡女川町(おながわちょう)では、津波で失われた美しい風景を取り戻すために、地元有志の方による桜の植樹活動が継続して行われています。テクノプロ・グループはこの活動に賛同し、苗木の寄付などを通して支援しています。
また植樹作業には、テクノプロ・グループの従業員有志がボランティアとして参加し、町民の方と力を合わせて町内各所に桜の苗木を植えています。

環境に関わる企業に賛同し、人材紹介のノウハウで貢献

テクノプロ・グループのBoyd & Moore Executive Searchは、海洋流出プラスチック・リサイクル材の世界的循環型サプライチェーンに変革をもたらしているプラスチックバンクに対し、紹介料をいただかない形で人材サービスを提供しました。世界的に着目されているプラスティック問題を事業として取り組んでいる企業に賛同し、自社の適切な人材をサーチするという能力やノウハウを通じて環境問題に貢献しています。
Boyd & Moore Executive Search

IT企業として地域を支援

テクノプロ・グループのRobosoft TechnologiesはIT企業として社会と企業が活動する地域の改善という目標のもと、インドにある学校にパソコン機器やオンライン用器具を継続的に寄付しています。またコロナ禍においては地域の病院に酸素ボンベの提供を行っています。
Robosoft Technologies Private Limited

学生に向けて

科学の甲子園・科学の甲子園ジュニア

JST(国立研究開発法人 科学技術振興機構)は「科学好きの裾野を広げ、トップ層を伸ばす」ための取組みとして、2011年に高校生を対象とした「科学の甲子園」を、さらに中学生を対象とした「科学の甲子園ジュニア」を創設し、毎年、各都道府県大会と全国大会を開催しています。科学好きの生徒がチームを組み、理科・数学・情報における複数分野の競技を行うもので、 「科学の甲子園」には全国約680の高校が参加しています。テクノプロ・グループはこれらの取組みに、2017年から協働パートナーとして参画しています。

Mono-Coto Innovation

株式会社CurioSchoolが主催し、経済産業省が後援する「Mono-Coto Innovation」は、中高生と企業が世代を超えてコラボレーションし、今までにない画期的なアイデア・プロトタイプを創り上げ、その過程で課題発見力・課題解決力・独創性を競うものです。テクノプロ・グループは、この取組みのビジョンに賛同し、その活動を応援しています。

高校生のための特別キャリア授業

日本では、多くの若者が高校1年生の時点で「文系・理系」の重要な進路選択を行いますが、教科の好き嫌いや成績の良し悪しで決めてしまったり、仕事やキャリアプランについての情報が不足している例が見受けられます。
テクノプロ・グループは、複数の高校と協働して、高校生向けの進路指導講演会の一部をお手伝いし、将来の職業を見据えての進路選択をサポートしています。
特設サイト:https://www.technopro-do.com/fcs/

NPO法人Waffle主催 Waffle Campへ協賛

当社はSTEM領域における女性活躍を後押しするNPO法人Waffle主催のWaffle Campに協賛しています。Waffle Campへの協賛を通じ、女性活躍の機会や次世代理工系人材の裾野の拡大に取り組んでいます。

【NPO法人Waffleについて】
Waffleは、IT分野のジェンダーギャップの解消を目指す非営利団体。国内の女子中高生などにコーディングを中心としたオンラインITコース「Waffle Camp(ワッフル・キャンプ)」の提供、日本国内での「Technovation Girls(テクノベーション・ガールズ)」のサポート、企業との協働による各種イベントを開催し、女子中高生などに対してより多くのIT教育・STEM教育の機会を提供することで、テクノロジー分野の教育とエンパワーメントを通じて女性の可能性を解き放つことを活動の目的に掲げています。
ウェブサイト:https://waffle-waffle.org/

【Waffle Campとは】
Waffle Campはウェブサイト制作講座、ITなどの分野で働く社会人によるキャリア講演を組み合わせたプログラムにより、女子中高生向けに「IT・理系への苦手意識をなくし、関心を高める」ことをめざしています。

小学生以下の子供たちに向けて

テクノプロ・キッズサイエンス

小学生に科学の楽しさや不思議に触れてもらう機会として、さまざまな科学実験を行う「テクノプロ・キッズサイエンス」を各地の小学校で開催しています。
地元のPTAや教育委員会と協働し、テクノプロ・グループのエンジニアが先生になって、薬品・電気・熱・磁力などを使った実験を行います。見るだけでなく、子供たち一人ひとりに実際に手や体を動かして作業を行ってもらう、体験型の実験教室としています。

海外の子供たちに向けて

絵本を届ける活動に参加

  • 写真提供 公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(©Yoshifumi Kawabata)

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会は、日本の絵本に現地語訳のシールを貼って子供たちが読めるようにした絵本を、ミャンマーやラオス、カンボジアなど東南アジアをはじめとした各国・地域の小学校等に届ける活動を、1999年から行っています。
テクノプロ・グループはこの活動に賛同し絵本を寄付している他、現地語のシールを貼る絵本作りの作業には、従業員がボランティアとして参加しています。
家族が本社を訪問するファミリーディを実施した際は、親子で絵本作りを行いました。
コロナ禍では、自宅での絵本作りという新スタイルで絵本を届ける活動を実施しています。

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